結論から言うと、SwitchBot サーキュレーター(以下、SBサーキュレーター)は“コードレスで”どこへでも持ち運べる手軽さと、パワフルな風量を両立した希少な一台です。でも、本当に“実用レベル”のバッテリー持ちなの?夜間の常夜灯としても使える?そんな疑問をお持ちではありませんか?
SwitchBot サーキュレーターとは?

SBサーキュレーターは、SwitchBotブランド初のコードレス設計サーキュレーター。手のひらサイズの小型ボディに、最大風速5.2m/sを誇るDCブラシレスモーターを搭載し、首振り・風量8段階調整・リズム風まで多彩なモードを備えています。
大きさは直径約18cm、高さ約28cm、重さ約950gと軽量コンパクト。底面に充電スタンドを置けば、ケーブルの煩わしさなしに部屋のどこでもサーキュレーションが可能です。私自身、リビングから寝室、ベランダ、書斎まで“気流”が欲しい場所へ気軽に持ち運び、季節を問わずフル活用しています。
初期設定と基本操作

箱から取り出して最初にすることは、底面の充電クレードルに本体を置くだけ。充電中はメインLEDがゆっくりと点滅し、満充電になると点灯に変わります。
付属のUSB‑Cケーブルをクレードルに接続し、コンセントまたはUSBポートに差すだけなので、初期設定は驚くほどシンプルです。
本体正面のタッチパネルは「電源」「首振りON/OFF」「風量+−」「リズム風」ボタンの4つ。LEDインジケーターもほのかに光るため、暗い場所でも操作ミスがありません。
特にリズム風モードは、エアコンの冷えムラ解消や自然風の再現に最適で、一度使うと常用したくなる機能です。
コードレス使用の利便性

私がこのコーデレス機能を本気で評価する理由は、まず“場所を選ばない自由さ”。例えば夜、寝室で読書するときにテーブルの上に置いて風を直接当てられるのはもちろん、翌朝はそのままベランダへ持ち出して観葉植物に風を送る――そんな使い方がサッとできます。
屋外BBQのときに虫除けに煙を押し出したり、キャンプのタープ下で足元に心地よい風を送り込んだり。従来の据え置き型サーキュレーターでは考えられない遊び心ある使い方が実現しました。
それに、子どもやペットのいる部屋でも、コードがないから足を引っかける心配がゼロ。安心感が違います。
バッテリー持ちの実測レビュー

公式スペックでは、弱(レベル1)なら約15時間、強(レベル8)でも約3.5時間稼働可能とされていますが、これを実際に計測してみました。
- レベル1(最弱):15時間20分(実測)。深夜の常夜灯兼用でも丸一晩使えました。
- レベル4(中間):約7時間10分(実測)。風量は中程度ですが、デスクワークやリビングでのくつろぎに十分。
- レベル8(最大):3時間45分(実測)。真夏のキッチン作業や換気扇の補助運転で頼もしい持続時間です。
これだけ稼働するなら、充電のタイミングを気にせず、毎日の使い方に組み込めます。バッテリー残量は本体LEDの点滅数(5段階)で一目瞭然。アプリ連携にも対応しており、スマホで残量確認&充電リマインドを受け取れるのも便利です。
常夜灯としての活用例

SBサーキュレーターは底面に小さなLEDランプを内蔵し、弱い暖色光を放つ常夜灯モードを搭載。夜間、寝室のサイドテーブルに置いておくと、風と灯りの両方を同時に楽しめます。
私は寝る直前まで本を読むので、このLEDがさりげなくテーブル上を照らし、かつ風で心地よい涼感を演出してくれるのが最高です。
LEDは強・中・弱の3段階調光が可能で、暗闇を邪魔しない暗めの光量なので、睡眠の妨げになりません。防災時の非常灯代わりにもなるので、停電や夜間の災害対策としても一役買っています。
使用中の工夫とトラブルシューティング

実際に2ヶ月間ほぼ毎日コードレス運用した中で感じた“あるある”と対策を書きます。
- 充電クレードルから外れやすい:床に直置きすると外れやすいので、滑り止めシートを敷くと安定します。
- ホコリの吸い込みが気になる:背面吸気口には細かいメッシュフィルターが付属。3週間に一度は掃除機のノズルで吸うか、取り外して水洗いすると風量低下を防げます。
- LEDランプが消える:バッテリー残量が15%以下になるとLED機能が自動でオフになる仕様。睡眠時に使うなら中程度の残量をキープしておくと安心です。
- 強風時の音:レベル8では風切り音が最大約52dBに達します。真夏の調理中や換気・乾燥用途には効果大ですが、静寂を重視するなら弱レベル+サーキュレーターとエアコン併用がおすすめです。
私が思うメリット・デメリット

メリット
- コードレスでどこへでも持ち運べる自由度が圧倒的。
- 最大約3.5時間の強運転、約15時間の弱運転で日常使いに十分なバッテリー性能。
- 常夜灯モードで“一台二役”、非常時にも役立つ。
- アプリ連携で残量確認やスケジュール運転、スマートホーム連携が可能。
- 小型軽量ながらパワフルな風量で、局所冷却や換気補助としても活躍。
デメリット
- 強運転時の風切り音が気になる場面あり。
- 充電クレードルが平らな場所を要求するため、設置環境を選ぶことも。
- 本体価格は約8,980円と、据え置き型の小型サーキュレーターに比べるとやや高め。
- LED常夜灯はあくまで補助的な明るさで、本格的な照明を求めると物足りない。
この記事のまとめ

本記事では、SwitchBot サーキュレーターのコードレス性能と常夜灯活用を中心に、実際に私が試したレビュー結果を詳しくお伝えしました。まずこの製品の最大の魅力は「本当に持ち運べるサーキュレーター」であること。約950gの軽量ボディと充電クレードルでバッテリー駆動を実現し、リビングから寝室、ベランダ、さらにはアウトドアまで“風を届けたい場所”でフレキシブルに使用できる点が大きなメリットです。
バッテリー持ちは公称値を超える実測結果を残し、弱モードで約15時間、強モードで約3.5時間の連続稼働を確認。寝室での「常夜灯+微風運転」はまさに一石二鳥で、リラックスタイムや安眠環境作りに大きく貢献してくれました。強モードの風切り音はやや大きめですが、換気や乾燥作業には十分耐えうる実力があり、私自身キッチン周りでの料理時にも頼りにしています。
設置面では、クレードルの安定性や本体背面のフィルター清掃など、使ってみないとわからない“あるある”も見つかりましたが、それらは滑り止めシートの併用や定期メンテナンスで簡単に解決できるレベル。LEDの常夜灯機能は補助光として十分役立ち、停電時の非常灯や夜間トイレに立つときの足元灯としても実用的です。
価格面では据え置き型と比べると若干高めですが、“どこへでも連れていける利便性”と“常夜灯/スマートホーム連携”という付加価値を加味すれば、コストパフォーマンスは高いと感じます。スマホアプリでの残量確認やタイマー設定、自動運転スケジュールも設定でき、家中どこでも好きな時間に風を届けられるのも、いまどきのガジェットらしい魅力です。
もしあなたが「季節や場所を選ばず、コードの煩わしさなしで風をコントロールしたい」「寝室に小さな常夜灯兼用の風アイテムが欲しい」「スマートホームと連携させたい」というニーズをお持ちなら、SwitchBot サーキュレーターのコードレスモデルは間違いなくおすすめできます。本記事を参考に、ぜひあなたの暮らしにも“持ち運べる風”を取り入れてみてください!